失踪の真実 ②

投稿日:2009年8月17日(月)

失踪の真実・・・
ジェフリーとグレイスが付き合い始めて2か月がたった。
ジェフリーは、あるときグレイスの携帯電話をチェックした。
すると、レイナンという男からのメッセージがたくさん入っていた。
ジェフリーは、そのレイナンという男が、以前グレイスと付き合っていた男だということを知った。
そのレイナンからのメッセージは、再びグレイスと付き合いたいという内容であった。
ジェフリーは、グレイスがレイナンにどのような内容を返信したのかチェックしようとした。
しかし、グレイスのメッセージはすでに削除されていた。
ジェフリーは、レイナンに嫉妬した。
ジェフリーが、グレイスの部屋を訪れたとき、ある写真を見つけた。
グレイスが、男と腕を組んで写っている写真・・・
その男は、グレイスの前の彼氏のレイナンだった。
ジェフリーは、グレイスに話した。
「もう前の彼氏と連絡を取らないでくれ。もし携帯にメッセージが送られてきても、返信をしないようにしてくれないか。」
「レイナンとは、もう何にもないよ。私はあなただけ・・・」
「この前も、携帯で連絡を取り合っていただろ。見たんだよ彼からのメッセージ・・・」
「わかった。もしレイナンからメッセージが来ても返信しないわ。約束する。」
それから、2年がたった・・・
ジェフリーとグレイスは、同棲をしていた。
ジェフリーは、たまにグレイスの携帯をチェックしてみたが、レイナンと連絡をまだ取っている形跡はなかった。
ジェフリーは安心していた。
そして、ジェフリーは、グレイスとの結婚を考えるようになった。
ある日、ジェフリーが仕事から帰ってくると、グレイスが悲しそうな顔をしてジェフリーに話してきた。
話を聞くと・・・
グレイスの両親が病気なのだという・・・
グレイスの実家は、北サンボアンガだと以前ジェフリーはグレイスから聞いていた。
グレイスは、ミンダナオ島の実家へ行き、両親を看病したいのだという。
ジェフリーは言った。
「わかった。看病に行ってきなよグレイス。両親の容態がよくなってセブに帰ってきたら結婚しよう。」
グレイスは、目に涙をうかベながらジェフリーに抱きついた。
続く