失踪の真実 ③

投稿日:2009年8月18日(火)

失踪の真実・・・
ジェフリーは、今までコツコツと貯めていたお金を、グレイスの家族のためにとグレイスに渡した。
グレイスは、すぐに実家のミンダナオに帰る準備をはじめた。
グレイスの友達のジーナが、グレイスの手伝いをしに来てくれた。
ジーナは、グレイスが前に付き合っていたレイナンの友達でもあった。
ジーナは、ジエフリーにたまにレイナンのことを話してくれた。
以前グレイスがどのような恋愛をしてきたかなど・・・
ジェフリーは、ジーナのおかげでグレイスのことをよく理解することができたのだ。
グレイスが出発の日。
グレイスは、オサミス行きのフェリーに乗る予定であった。
出航時間は午後8時・・・
ジェフリーとジーナは、グレイスを港まで送った。
ジェフリーとグレイスは、別れを惜しんでいた。
「早く両親の具合がよくなるといいね。よくなったらすぐにセブに戻ってきてね。」
「わかった。毎日メッセージ送るね。」
そして、グレイスは、ジェフリーとジーナに手を振りながら、フェリーの中へと消えて行った。
グレイスはミンダナオに帰っている間、ジェフリーは、携帯電話のメッセージを送ってグレイスと連絡を取っていた。
グレイスは両親の容態はよくなっているとジェフリーに伝えてきた。
ジェフリーは、グレイスがすぐにセブに帰ってこれるだろうと思っていた。
グレイスがミンダナオに帰ってから1週間がたった・・・
ジェフリーはいつものようにグレイスに携帯のメッセージを送った。
しかし、この日は、グレイスからの返信はなかった。
ジェフリーは、忙しくて返信できないのだろうとその時は思った。
次の日も、また次の日も、ジェフリーはグレイスにメッセージを送り続けた。
しかし、グレイスからの返信はなかった。
ジェフリーは、グレイスの携帯に電話をしてみた。
しかし、グレイスは携帯の電源を切っているのかつながらなかった・・・
続く

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