フィリピーナへの恋 Season 3 その8

投稿日:2009年6月30日(火)

フィリピーナへの恋・・・
またまた彼女からお金の話・・・
Hさん・・・
もう・・・彼女と付き合うのは無理かなぁ・・・
・・・と思い始めていました。
Hさんは、彼女に言います。
「もし、たくさんもっとお金がほしいなら、他のお金のある日本人と付き合ったほうがいいよ。俺はそんなにお金ないから・・・」
これは、別れたいと言うことを意味するのでしょうか・・・
彼女は、黙ったままです。
Hさん・・・続けます。
「今、なにも仕事してないんでしょ?1日中退屈でしょ。少し働きなよ。」
彼女・・・が口を開きました。
「またバーで働くの?あなたは平気なの私がバーで働いても・・・」
「バーにペナルティがあるんでしょ。それ・・・俺が払うの?」
「それは、私が払う・・・」
「バー以外にも、仕事はあるんじゃない?ウエイトレスとかさ。」
ここフィリピンでは、大学を卒業しているのと、していないのとでは全く違ってきます。大卒だとたくさん仕事はあっても、高卒程度だと、ほとんど仕事はありません。
ほとんどの会社では、採用する際の条件として、身長制限があるのです。
だいたい5.2フィート以上の身長がなければ高卒は採用されないのです。大卒は、その身長制限はないようです。
彼女は高卒で、身長は小さいほうでした。
Hさん・・・
「もし、またバーで働くとしても、連れ出されることをOKしなければ俺は大丈分だよ。月に1万ペソくらいなら援助してあげられるからさ。」
若干イヤ~・・・な雰囲気になってしまいました。
Hさん・・・
「まだ体の調子がよくないんでしょ?今日は家に帰りな。」
「うん・・・・」
「明日、またダイビングショップに来てよ。1時ころで大丈分?」
「うん・・・ 大丈分。」
「じゃあ、ダイビングショップで待ってるから、1時だよ。4時じゃないからね。」
彼女に少し笑顔が見えたので、Hさん少しホッとしました。
そして、彼女は家に帰って行きました。
明日が、彼女と過ごせる最後の日・・・
Hさんは、その最後の日に、初めて彼女の涙を目にするのです。
続く

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