フィリピン人の恋 第4話 ②

投稿日:2009年7月28日(火)

フィリピン人の恋・・・
日本人の恋人がほしい・・・
Sは、英語学校の留学生が授業終了後、よく行くサリサリストアに毎夜通うようになった。
そこで仲良くなったサリサリストアのオーナーのおばちゃんが、もし日本人がきたら、仲介役になってくれるという。
Sは、そこで強い味方をつけた。
Sは、毎夜そのサリサリストアに通い、その店のオーナーといろいろな話をしたりして楽しんだ。
ある夜・・・
オーナーがSに、昨夜、Sが家に帰った後、一人の若い日本人がサリサリストアに来た・・と言った。
オーナーは、今度、Sにその日本人を紹介してくれるという・・・
その日本人は、明日の夜、再びそのサリサリストアに来るという・・・
当日の夜、Sは、自分が持っている中でも最もセクシーな服を選び、
化粧も、いつも以上に時間をかけ、そのサリサリストアに向かった。
Sは、サリサリストアに到着したが、まだ時間が早かったのかその日本人はまだ来ていなかった。
Sは、サリサリストアのオーナーと話をしながら、その日本人が来るのを待つことにした。
1時間くらい待ったであろうか・・・
Sは、段々、今日は日本人は来ないのではないか・・・と思い始めていた。
その時・・・
オーナーが「こんばんは」と日本語を口から発した。
Sは、オーナーの視線が向いている方を見ると・・・
一人の日本人男性が、こちらに向かって歩いてきていたのだ・・・
Sは、その日本人男性に目が釘付け・・・
その日本人は、それほどハンサムではなかったが、優しそうな顔をしていた。
サリサリストアのオーナーは、その日本人にSを紹介した。
2人は、握手を交わす。
その日本人の名前はYといった。
Yは、そのサリサリストアの近くにある英語学校の留学生として、3か月間セブに滞在するのだという。
Yは、セブに来てから、そう日が経っていないようだった。
この日から、SとYの交流が始まった。
2人は、毎夜そのサリサリストアでおち合い、そして、会話を楽しんだ。
金曜日の午後から、そして、土曜、日曜日は、英語学校は授業がない。
2人は、金、土、日と3日間、ショッピングモールなどに行ったりした。
セブについて、まだ何も分からなかったYのガイド役をSはしていた。
次第に、SはYのことが好きになってきた。
フィリピン人の男性とは違った優しさを日本人は持っていた。
ある土曜日の夜、2人は山の上にある展望台へ行った。
山の上は、肌寒く、2人は体を密着させながら夜景を見て、会話を楽しんだ。
その時、Sは、Yから
「恋人になってほしい」
・・・と言われる。
SとYは、こうして恋人同士となった。
恋人同士となった2人・・・
しかし、幸せな時を過ごしていたSに、悪魔のささやきが聞こえ始めていた・・・
続く

「フィリピン人の恋 第4話 ②」への2件のフィードバック

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