よみがえる青春 ミスターの場合 ⑥

投稿日:2009年8月9日(日)

よみがえる青春・・・
「アナタ、日本人デスカ?」と再びきかれ、ミスターは・・・
「ワタシハ、日本人デス。」と答えた。
普通に話せばいいのに、ミスター・・・ なぜか外国人なまりの日本語で話す・・・
そのとき・・・
ミスターのポケットから携帯電話の着信音が・・・
セブに着いたときに会社の日本人スタッフから渡されていた携帯電話だった。
携帯をポケットから取り出すミスター・・・
そして、電話に出た。
日本人スタッフだった。
「今、どちらですか?」
ミスター・・・ 
「うむ。ここにいるぞ。」
意味が分からない・・・
その10分後、日本人スタッフは、ミスターを発見し、ホテルへ送り届けたのであった。
翌日、ミスターは休日であった。
どのようにして休日を過ごしていいかわからないミスター・・・
部屋でゴロゴロ。
会社側も、普通であれば、いろいろと世話をするのであろうが、ミスターをほったらかしである。
突然、ミスターの携帯電話が鳴った。
慌てて携帯に出るミスター・・・
すると、女性のの声・・・
「オハヨウ、ゴザイマス。」
この声は、昨日、AYALAでミスターに声をかけてきたフィリピン人のおばちゃんの声であった。
今、ホテルの近くにいるのだという・・・
やることのないミスター・・・
おばちゃんに会うことにした。
実は、ミスター・・・ 昨日おばちゃんと初めて会ったときに、携帯のナンバーをきかれ、教えたのであった。
AYALAでおばちゃんとデート・・・
おばちゃんは、日本語がぺらぺらであった。
おばちゃんは、ミスターの手を握ってきた。
複雑な気持ちのミスター・・・
1日中、おばちゃんといっしょであった。
そして、夕食をいっしょにして、別れた。
翌日、会社内では、ミスターとおばちゃんがAYALAでデートしていたという話でもちきりであった。
セブは狭い・・・ 誰に見られているかわらない・・・
1人の日本人スタッフが、ミスターにきいた。
「昨日は、何をされていたのですか?」
ミスター・・・
「フィリピン人の女性と一緒にAYALAに行った。その人は、日本語がぺらぺらだったから。」
日本人スタッフたちは想像した・・・
日本語が話せるフィリピン人女性・・・ジャパユキさんに違いない・・・。ミスターが一緒にいたいと思ったくらいだ。若くて、美人だったのだろう。」
ミスター・・・
「この人だ。」
・・・と携帯を見せた。
その携帯電話には、カメラが付いていた。女性が勝手に自分の顔をカメラで撮ったのだという・・・
日本人スタッフたちが、写真を見に駆け寄った。
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
ミスターは思った。
やはり、若い子とデートがしたい。
そして・・・
「今夜、どこか面白いところに連れて行ってくれないか。」
ミスターは、この数時間後に・・・
こわれた・・・
続く

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