フィリピン人の恋 第3話 ①

投稿日:2009年7月13日(月)

フィリピン人の恋・・・
女性の名前はK・・・
出身はミンダナオ島。
高校を卒業すると、家族に仕送りするためにセブで働き始めた。
初めは、住み込みのヘルパーとして働き始める。
歳が17歳だったため、まだ一般の職業には就けなかったのだ。
住み込みで働いていた家は、学校の先生をしている36歳の夫、そして、海外に働きに出てしまっている妻、その3歳の子供が1人。
家には、子供と夫だけしかいなかった。
Kは、まだ小さい子供の面倒をみていた。
子供を学校へ送り、そして迎えに行く。そして、食事の準備。掃除、洗濯・・・
これらが、Kの仕事であった。
家の主人は、仕事が終わると時間をつくってKに数学や英語などを教えてくれた。
Kは、いろいろなことが学ベるここがすきであった。
住み込みで働き始めて、3か月くらいが経ったであろうか・・・
家の主人のKに対する態度が変わってきたのである。
Kが食事の準備をしていたとき、
家の主人が、やってきて手伝ってくれた。
Kは、その時は何も気にしなかったのだが、日が経つにつれて家の主人は、やたらとKの顔などを触るようになった。
数学や英語を教えているときも、Kの手を握ってきたりする・・・
Kは、この主人の行動がだんだん気になり始めた。
そして、さらに3か月が経ったとき、
家の主人からKは、「恋人になってくれ。愛している」と告白をうける。
Kは、その告白は、絶対に受け入れなかった。
その日から、家の主人は、さらにKにまとわりつくようになった。
Kは、この家は出ることを決意する。
その時、Kは18歳になっていたため、他にも仕事を見つけることができるだろうと考えていた。
そして、Kはヘルパーの仕事を辞め、その家をでた。
続く

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