フィリピン人の恋 第3話 ⑧

投稿日:2009年7月20日(月)

フィリピン人の恋・・・
Kは、Yとの約束を守らず、日本人の客にバーファインされる。
Kは、日本人の客とカラオケ屋に行く。
客とカラオケを楽しんでいるときも、KはYに携帯でメッセージを送っていた。
いつも、返信が早いYは、このとき返信が遅かった。
そして、ようやくYからの返信・・・
「楽しんでね。」・・・この一言だけ・・・
このメッセージを読んだKは、変な胸騒ぎを感じた・・・。
Kは、Yのことが気になって仕方がなかった。
カラオケが終わると、Kは日本人の客に断って、Yのいる部屋に帰ることにした。
ジプニーでYのもとへ急ぐ・・・
いやな予感が頭から離れない・・・
Yの携帯メッセージを読んでから、すでに2時間くらい経っていた。
カラオケ屋を出てから30分後・・・
Kは自分の部屋に着いた。
部屋からは、明かりがもれていたので、Yが寝ていることを確信した。
そして、部屋の入口のドアを開けた。
部屋の中は、いつもと変わらないようだったが、ひとつだけいつもと違っていた。
Kは心臓が止まりそうになった。
Yがいない。
いつも寝ているはずのところに、Yがいない。
外のトイレをチェックした・・・
いない・・・
どこへ出かけたのか・・・
部屋に戻ったKは、ある物がないことに気づく。
Yの大きなバックがない・・・
棚を調ベた・・・
Yの衣類全てがなくなっていた。
時刻は、午前1時・・・
建物のオーナーが起きていたので、Yのことを訊いてみた。
オーナーは見ていた。
Yがバックを持って出て行くところを・・・
ほんの数分前だったそうだ・・・
オーナーは言った。
「すぐ帰ってくるよ。何かの用事で出かけたんだろう。」
しかし、Kは心配で仕方がない。
なぜなら、Yはバックと衣類全てを持って出かけたのだから・・・
Kは、Yの携帯にメッセージを送る。
しかし、返信はなかった。
Kは、部屋に戻った。
そして、泣いた・・・
どうしてYは、いなくなってしまったのか・・・
Kは、Yと過ごした時間を思い出していた。
Kはハッとする。
思い出したのだYとの約束を・・・・・
続く

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