フィリピン人の恋 第5話 ①

投稿日:2010年2月15日(月)

2月14日・・・
この日は、バレンタインズデー・・・
フィリピン人にとっても、この日は大切なようだ。
セブシティに住む16歳の高校生Kにとっても、このバレンタインズデーは、とてもスペシャルな日であった。
しかし、Kには、恋人がいなかった。
Kは、外国人の恋人がほしいと思っていた。
友達は、みんな彼氏がいて、バレンタインズデーの予定はデート・・・
Kは、友達が羨ましかった。
バレンタインズデーは、特に予定がなかったK・・・
それを知ってKの友達が、一緒にディスコに行こうと誘ってくれたのだ。
ディスコ・・・
Kは、そういうところには、あまり行ったことがなかった。
しかし、Kは、ダンス自体は好きであった。
バレンタインズデー当日、Kの友達、そして、その彼氏とKは、PUMPというセブシティにあるディスコに出かけた。
たくさんの人たちが踊っている・・・
3人は、すぐに踊りに行った。
Kは、久しぶりに楽しんでいた。
その時、一人の男性が、Kに話しかけてきた。
彼は、フィリピン人の男ではなかった。
韓国人だった。
一緒に踊ろうと誘ってきたのだ。
Kは、うれしかった。
外国人の男性が、自分に話しかけてきてくれたのだから・・・
この韓国人の名前はPといった。
いつの間にか、Kの友達とその彼氏はいなくなっていた。
Kは、少し心配になったが、韓国人のPが優しくKのケアをしてくれていたので、安心だった。
夜も12時近くなったので、Kは家に帰ることにした。
KとPは、携帯のナンバーを交換した。
こうして、KとPの交流が始まった。
続く

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