明日帰ってくるはずだった旦那のWが今日帰ってきた・・・。
Kは青年とデートの約束をしていた。
約束の時間は、午後8時・・・
Kは時計をみた。
午後7時45分だった。
Kは化粧をし、青年の買ってもらったネックレス、服を着ていた。
それにWが気づいた。
「これからどこに行くの?」
Kはとっさにうそをついた。
「友達の子供の誕生日パーティーに呼ばれたから行ってくる」
Wは、
「そうか、行ってらっしゃい」とアパートの入り口にあった椅子に腰掛けた。
Kはあせった。
青年が来てしまう・・・
時刻は午後7時50分・・・
青年はまだ来ない・・・。
KはWに行った。
「一緒に行こう、夕食もまだでしょ?」
Wは、荷物オ部屋に置き、Kと一緒に出かけていった。
・・・直後、青年がアパートにやってきたのだった。
WはKに聞いた。
「友達はどこに住んでるの?」
Kはとっさに知っている友達の住所を言った。
Wが言った。
「それじゃ、ちょっと距離あるからジプニーでの移動だね。どのジプニーに乗ればいいの?」
・・・・・
Kもジプニー路線に関しては詳しくなかった・・・。
「アレだと思う・・・」
Kはジプニーを指差した。
そのジプニーに乗って二人は出かけていった。
Kがとっさに言った友達の正確な住所をKは知らなかった。
友達が、別の場所に引っ越したということをすっかり忘れていたのだ。
Kはどうしようかジプニーに乗りながら考えていた。
続く
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あるフィリピーナの過去 第5話 ③
投稿日:2011年4月15日(金)