Mの男狂いが治ることはなく、結局恋人のAと別れてしまった・・・
Mはセブシティで仕事を探すが、なかなかいい仕事は見つからない。
友達がある仕事を紹介してきた。
バーでのダンサーの仕事である。
Mは、バーのダンサーとして働くことになったのは、このときからである。
申し込んだその日から、Mはバーで働くことになった。
初めてのMのお客は、日本人であった。
中年男性で、医者だというS氏。
S氏は、毎月のようにセブに来ては、Mを指名した。
Mは、このバーでの仕事が好きであった。
いとも簡単に大金が手に入る・・・
Mは、働き始めてから多くの客を相手にした。
一晩に3人というときもあった。
稼いだお金は、ほとんど遊びに消えて行った。Mはお金を貯めるということはしなかったのである。
金が入ったら、服などのほしいものを買い、そしてたくさんの男とも楽しんだ。
Mの彼氏は、10人以上になっていた。
毎日、違う彼氏をデートを重ね。たとえ一人と別れても、他にたくさん彼氏がいたので男には困ることはなかった。
その年の年末・・・
Mは下腹部の痛みを感じる。
最初は、小さい痛みだったが、日が経つにつれて痛みがましてきた。
そして、出血を伴ってきた。
そのとき、Mは、S氏と数日間一緒に過ごしていた。
Mは、痛みに我慢できなくなり、S氏に頼んで病院で検査をうけた。
Mは、検査結果を聞いてショックを受ける・・・
Mの子宮内に異常が発見されたのである。
手術をしなければならないという・・・
しかし、Mには、手術を受けるだけの大金は持っていなかった。
S氏が、全てお金を払ってくれた・・・
Mは、一週間ほど入院して、その後退院・・・
仕事には、まだ復帰できそうになかった。
Mには、ルームメイトがいた。そのルームメイトがMの面倒をみてくれた。
仕事をしていないと暇で仕方がない・・・
日本に帰ったS氏とは、Eメールでやり取りをしていた。
Mを元気づけるようなメールをS氏は、頻繁に送ってきた。
Mは、毎日近所をウロウロ・・・
そのときであったのが外国系企業に勤めるG。
携帯番号を交換し、Gとの交際が始まった。
Gは、気さくでやさしい好青年であった。
Mは次第にGが好きになってくる。
そして、恋人同士となった。
病院から退院して一か月が経った・・・そして、Mは仕事を再開する。
Mには、依然たくさんの彼氏と連絡を取っていた。
そのことはGには、バレないように気を付けていた。
しかし、GはMがたくさん彼氏がいることに気づいていた。
相変わらずMは、たくさんの男と付き合っていたが、本気で好きだったのはGだけだった。
次第にMは、他の男との連絡を絶っていき、男はGだけとなった。
Mは、Gと一緒に時間を過ごしたいため、1か月間だけ仕事をストップした。
Mは、このときだけは、普通の女の子に戻ったようだった・・・しかし・・
一ヶ月後、Mは仕事を再開する。
今まで勤めていたバーではなく、違うバーで働き始めた。
ある日、仕事が終わった後、同僚のダンサーにディスコに行こうと誘われ、ディスコに行った。
Mは、ディスコに行くのは久しぶりであった。
このディスコに行ったことが、Mを再び男狂いの女に戻してしまったのだ。
続く
あるフィリピーナの過去 その2 中編
投稿日:2009年3月1日(日)