あるフィリピーナの過去 第4話 ②

投稿日:2009年7月6日(月)

あるフィリピーナの過去・・・
突然、仕事を辞めてしまったF・・・
彼ら家族には、まだまだお金が必要だったため、Fと妻はセブシティに出稼ぎに出かけた。
妻の友達の部屋に転がり込んだFと妻・・・
初めはそこで生活することにした。
セブシティでの仕事がまだ見つかっていないFは、
妻が出勤時間になると、妻を勤め先のバーまで送り、
妻が仕事を終える時間になると迎えに行くという生活をしながら仕事をさがした。
そして、Fはようやく仕事を見つけることができた。
その仕事とは、バーの入口に立つ客の呼び込み兼バーの入口のドアを開け閉めするなどの雑用係・・・
Fは、この仕事をしながら、もっといい仕事を見つけようと考えていた。
Fの仕事の時間帯は、妻と同じ・・・。
Fにとっては都合がよかった。
仕事が終わって、妻と家に帰るのが午前3時過ぎ・・・
昼ころまで寝て、起きたら他の仕事を探しに行き、再び部屋に帰り、妻と一緒に出勤するという生活が続いた。
そして、お金がたまると、子供たちに会いに、自分たちの家に帰った。
そして、また仕事・・・。
たまにFの昔の同僚や後輩が、部屋に訪れてきて、一緒にビールを飲んだりした。
妻も、決してバーから連れだされることはせず、真面目に働いていた。
日は経つにつれて、妻にも友達がたくさんできた。
そして、仕事にも慣れてきたころ・・・
妻がバーから連れだされた・・・
続く

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