あるフィリピーナの過去 第4話 ④

投稿日:2009年7月8日(水)

あるフィリピーナの過去・・・
Fの妻は、バーに来ていた韓国人の接客をしていた。
話が盛り上がり、韓国人3人、そしてFの妻を含む3人のバーダンサーは、ナイトスイミングをしに韓国人たちが泊っているビーチリゾートへ向かった。
マクタン島のリゾートへ向かうタクシー・・・
セブ島からマクタン島へ・・・
セブシティから遠ざかるにつれ、だんだん街頭が少なくなってきた。
タクシーは、どんどん明かりのない方へ向かって走って行く。
妻は、韓国人の泊っているリゾートは、もっと近いのかと思っていた。
これでは、3時までにセブシティへ帰れるかわからない・・・
タクシーは、ほとんど明かりのない道を通っていく・・・
遠くの方に、何やら明かりが・・・
韓国人たちが宿泊しているリゾートだった。
セブシティからタクシーで約45分くらいであろうか・・・
リゾートのゲートが開かれ、タクシーはリゾート内に入って行った。
リゾートに到着すると妻の友達のダンサーたちは、自分のパートナーの部屋に荷物を置きに行った。
水着はみんな持っていないので、下着姿で泳ぐしかない・・・
妻も自分のパートナーの韓国人の部屋へ荷物を置きに行った。
そして、韓国人と部屋に入ると、今まで紳士的だった韓国人の態度が急変した。
妻は、そこで初めて韓国人たちの本当の目的を知ることになったのだ。
Fは、妻のことが心配で仕方がない・・・
妻の携帯に何度もかけてみるが、妻はけいたいの電源を切っているようだった。
Fには、どうすることもできなかった。
なぜなら、Fは妻の行先もわからなかったのだ。
Fはただ妻の帰りを部屋で待つしかなかった・・・
続く

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