失踪の真実 ⑭

投稿日:2009年8月30日(日)

失踪の真実・・・
ジェフリーは、近くに落ちていた棒を拾い、玄関にまわった。
そして、力いっぱい玄関のドアを蹴った。
すごい音をたててドアが開いた。
家の中で寝ていたレイナンとグレイスは、そのすごい音で飛び起きた。
2人が玄関のほうを見ると、人が立っているのが見えた。
朝日が、玄関のほうから差し込んできていたため、まぶしくて誰がたっているのかわからない・・・
「誰だ!!」とレイナンが叫んだ。
すると・・・
「なぜ、騙した・・・なぜだ・・・おまえは俺を愛していなかったのだな・・・」
グレイスはゾッとした。
その声に聞きおぼえがあったからだ。
レイナンは、裸のままジェフリーのほうに向かって歩き出した。
「出て行け!! 勝手に入ってくるな!!!」
その言葉を発した瞬間、にぶい音が家の中にひびいた。
そして、レイナンは床に倒れた。
ジェフリーは、レイナンのアゴを棒で殴りつけたのだ。
レイナンは、うめき声をあげていた。
グレイスは、叫ぼうにも恐怖のあまり声が出なかった。そして、体は恐怖で固まってしまって動かない。
ジェフリーは、倒れているレイナンに近づき、右腕を棒で殴りつけた。
骨が折れた音がした。
ジェフリーは、何度も何度も殴りつけた。
そして、左腕、続いて両足・・・
レイナンは、両手足の骨を粉々にされたのだ。
ジェフリーは、グレイスに近づいた。
グレイスは、恐怖のあまり失禁していた。
ジェフリーの顔は、怒りによって悪魔のような顔になっていた。
「ゆ…許してジェフリー・・・・」
と言った直後・・・
バキッ・・・・
骨の折れる音が、家の中にひびいた。
グレイスがうめき声をあげている。
ジェフリーは、棒でグレイスのアゴを殴ったのだ。
そして、グレイスは、涙を流しながらジェフリーのほうを見た。
そこに立っているのは、グレイスの知っているやさしいジェフリーではなかった。
もう、ジェフリーの怒りは、誰にも抑えられない状態であった。
続く

「失踪の真実 ⑭」への9件のフィードバック

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    マジ話?壮絶ですね。

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