フィリピン人の恋 第7話 ⑦

投稿日:2011年6月1日(水)

Cが実家に帰ってきた。
村中に、ある噂が流れた・・・
Cの彼氏は、Cを捨てた・・・だから、Cは村に帰ってきた。
今、Cに特定の彼氏はいない・・・。
村の若者たちは、深刻そうな顔をしながら、Cを同情していた・・・
・・・しかし、若者の心に中では・・・
「ついに俺にもCと結婚するチャンスが巡ってきた!!」
・・・と万々歳であったのである。
Cが村に帰ってきて5日目のこと・・・
一人の若者が、Cの家を訪れた。
その若者はCの両親に、Cと話がしたいと申し出たのである。
Cが若者の前に現れた。
緊張する若者・・・
告白の瞬間である。
若者は、プレゼントに甘いお菓子を持ってきていた。
それをCに渡した。
若者は、Cに話し始めた。
Cは静かに若者の話を聞いてくれていた。
Cの目を見ることができない若者・・・
話を終えた若者は、Cの回答を待った。
Cの口が開いた・・・
「ありがとう・・・うれしいけど、私はまだ彼氏を愛してるの。まだ、分かれたわけじゃないから・・・」
若者は「へ?」という顔をした。
彼氏とは完璧に別れたものだと思っていたからだ。
若者は。Cからいい返事はもらえなかった。
若者は「俺は待ってるよ。君が俺を受け入れてくれるまで・・・」
・・・と言い、Cの家を去っていった。
若者が去ったあと、Cの父親がCに話かけた・・・
あの若者で何人目だ?
14人目・・・・
Cは小さく答えた・・・。
翌日、夕方・・・
Cは村に一台しかないカラオケマシーンで歌を歌った。
久々に歌でストレスの発散である。
歌を歌い終わったそのとき、大きな拍手が起こった。
Cが振り返ると、村中の若者がCの後ろに集結していたのだ。
アンコールの声がかかった。
もう一曲・・・
若者たちはCの美声に魅了されていた。
歌がまた終わると、大歓声!!!
まさにアイドルである。
そのとき、Cの弟がCを迎えに来た。
母親が呼んでいると・・・
Cが家にもどると弟がCに対して大激怒!!
一人で村をうろうろするんじゃない・・・
弟は、村の若者全員がCのことを好きなのを知っていたのである。
そのとき、Cは、弟の忠告など気にしていなかった。
しかし、何故弟があんなに怒ったのか、後になってCは理解した・・・。
続く
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「フィリピン人の恋 第7話 ⑦」への1件のフィードバック

  1. SECRET: 1
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    早く続きを書きなさい!!

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